障害と自動車運転に関する研究会

こんにちは。
先日なんと新潟まで出張!🍀

「第9回 障害と自動車運転に関する研究会」にお招き頂きまして、実車での手動運転とドライブシミュレーターを体験頂きました。

この研究会は、脳炎.記憶障害などの病気から復帰するプロセスや、自動車運再開支援の症例を報告する特別講演をメインとした会で、その一環として関係企業の製品をご紹介させて頂くことになった次第でございます。

自動車運転に関する研究会ということで、お馴染みのメンバーが揃いました。

実車体験は、この広い自動車運転免許試験コースを走行しましたので、安全かつ公道に近い形でご体験頂きました。

屋内では、ドライブシミュレーターを展示させて頂き、3つのタイプのアクセルリングの違いをご体験頂きました。

ご参加された方々は皆、医療や介助関係の専門家であり、とても興味深く見学体験されておりました。私どもの製品がより広く認知されて少しでも多くの方の社会復帰や生活にお役立ち頂ければ幸いでございます。

Guidosimplex Japanは、こういった全国のシンポジウムのオファーも可能な限りご協力させて頂きますので、ぜひご連絡頂ければと存じます。


Special thanks ‼︎
障害と自動車運転に関する研究会事務局
新潟リハビリテーション病院リハビリテーション部
新潟県免許センター

インターフェイスのお話し。

今月は、新潟からご依頼の「ホンダ・フリード(平成24年式)」に、プルタイプ・エレクトロニックアクセルリング&ブレーキレバーの装着作業をしています。

今回は変わりダネとして、この”お弁当箱”をご紹介します。これは「電気式」のアクセルリングやレバーに付属しているもので、グイドと車両を接続する、いわゆる「インターフェイス」です。むかしファミコンでこんなスケルトンカセットがありましたね(笑)。コナミ?

さてこのお弁当箱には基本的なアクセルデータがプログラムされてますが、車両によって取付けるアクセルリングの「ストローク量」が変わるので、車両本来のデータに合うように微調整します。

「アクセルワイヤー」が無くなった現代のクルマは、ペダル部分の「電気抵抗」の変化によって、アクセル開度を決定しスロットルを作動させているので、元々の”抵抗値”に合わせないと、車両のコンピューターが「エラー」と認識してしまうのです。
ちなみに、現代のFORMULA 1では「ブレーキ」も機械的から電気的に変わっていて、市販車の「自動ブレーキ」や「自動運転技術」にも応用されているので、そのうちブレーキも電気的にステアリング部分でコントロールできるようになり、”完全”な「両手運転」が可能になるかもしれませんね。

 

『それでも僕はあきらめない』

 

こんにちは。
今日は、あるGuidosimplexユーザー様をご紹介したいと思います。

ずっと以前にプロレーシングドライバーとして活躍し、将来を有望視されておりましたが、2002年のレース中のアクシデントで♿の生活になってしまった彼を・・・

-長屋宏和さんプロフィール-

14歳からレースを始め、地方カート選手権、全日本カート選手権を経て、1999年フランスレーシングスクール『ラ・フィリエール』に入校。
2000年、2001年フォーミュラードリームに参戦。シリーズ3位を獲得。
2002年全日本F3選手権に参戦。
2002年10月13日鈴鹿サーキットでおこなわれたF1世界選手権前座レースで大クラッシュし、頚椎損傷四肢麻痺のチェアウォーカー(車椅子ユーザー)となる。
日本、アメリカで1年10ヶ月入院生活をおくり、2004年12月5日に絶対無理と言われていたレーシングカートでレースに復帰する。
指の使えないドライバーがカートレースに出場し、世界初の快挙をなしとげる。
2005年6月、『障害者だって、いつも自分の好きな洋服を着たい』という悩みから、株式会社アトリエロングハウスの技術と、車椅子の経験と知識を組み合わせ、チェアウォーカーファッションブランド『ピロレーシング』を設立。
2010年、富士スピードウェイでK4GP参戦。
2010年、銀座三越4階「リフォームサロン アトリエロングハウス」オープン。
2012年、レッドブルボックスカートレース参戦。
2013年、人間力大賞グランプリ受賞、内閣総理大臣奨励賞受賞。


障がいを持つ彼らの”障がい”になるのは、絶対的な「情報不足」です。
建物・施設などに「スロープ」が”ある”か”ない”か、「エレベーター」が
”ある”か”ない”か、また”どこ”にあるか・・・

モバイル端末が普及した昨今、私たちが出来ることが沢山あると思います。
”些細”なことでも彼らにとって大きな”支え”になるはず。

施設等の⇓⇓口コミはコチラ⇓⇓ぜひご協力をお願い致します。
https://www.google.co.jp/maps/


☆長屋さんは現在「ヴィッツレース」のチーム監督として参戦中です!☆
☆次戦は10月22日鈴鹿サーキット最終戦!応援を宜しくお願い致します!!☆

SPECIAL THANKS

株式会社アトリエロングハウス
代表取締役 ピロレーシング代表
長屋 宏和
ブログ: http://ameblo.jp/piroracing/
Facebook: http://www.facebook.com/hirokazu.nagaya/

H.C.R|国際福祉機器展2017 無事に閉幕致しました。

2013年の初出展から今回で5回目。過去最大の面積で展示させて頂きました。

車いすレーシングドライバー「青木 拓磨」 選手トークショー

アクセル全開の様に全開で語って頂きました。

何故「車いす♿️」になったのか、当時を状況を具体的に語って頂いたり、日本と外国の医療の違いなど、非常に興味深い内容でした。

また、現在に至るレース活動を詳しく楽しくお話し頂いて、ご来場のお客様からの質問タイムも、明るく丁寧に対応頂きました。

最後のサインタイム…。


開始から1時間ほどでしたが、アッと言う間の大変素敵なショーでした。

実は今回、拓磨選手と横浜ドリーマー横瀬選手の他に、ゲストとして🇮🇹Guidosimplex社 アジア極東地区担当最高責任者のアマンツォ氏が初来日しておりました。本国も大変注目のイベントだそうです。(写真右)

♿️車いすバスケ🏀横浜ドリーマー 元キャプテン横瀬選手トークショー

同チームマネージャーの奥様をお呼びさせて頂きました。

仲睦まじく、とても素晴らしいパートナーと感じられました。

横瀬選手は若かりし頃、バイクでのアクシデントで♿️の生活となりましたが、そのバイクはもとよりクルマも大好きということで、いまでもドライブが楽しくて仕方がないそうです。そして、障がいがあっても健常でも扱いやすく、ドライブが楽しくなるGuido製品は、もっともっと普及すべきだと思うと絶賛を頂戴致しました。

拓磨選手とは初対面でした。

やはりクルマの話しで盛り上がっておりました(笑)。

今回ご協力頂きまして本当に感謝申し上げます。

おかげさまで、今年も大変多くのご来場がございました。
弊社ブースにお立ち寄り頂きました皆さま並びに、今回ご協力を頂きましたレーシングドライバー「青木 拓磨」選手・横浜ドリーマー「横瀬 正樹」選手、そしてMCを快く引き受けて頂きました「NPO法人 日本身障運転者支援機構 佐藤理事長」改めまして心より御礼申し上げます。

「もっと自由に!あなたの”夢の懸け橋”」に、よりなるようGuiosimplex Japanは皆さまのお声を具現化していきたいと存じますので、これからも末永く宜しくお願い申し上げます。


第44回 国際福祉機器展-H.C.R.2017-
Int.Home Care & Rehabilitation Exhibiton
主催:全国社会福祉協議会・保健福祉広報協会

9月27日(水)42,786人
9月28日(木)41,954人
9月29日(金)36,788人
合計 121,528人
H.C.R.2017 会期速報
https://www.hcr.or.jp/exhibitions/exhibition2017


Special thanks‼︎
🚗レーシングドライバー青木拓磨選手🏁
http://www.takuma-gp.com/index.html
♿️車いすバスケチーム横浜ドリーマー🏀
https://www.facebook.com/Yokohama-Dreamer-798917820168170/
NPO法人日本身障運転者支援機構
http://www.hcd-japan.com/

製品の付け替え ~KANGOO ドリーマー号 2 完成~

車いすバスケチーム「横浜ドリーマー」さまへ提供させて頂いておりました、弊社デモカー「KANGOOドリーマー号」が、この度初回の車検が迫ってまいりましたのでお役御免となりました。(ご苦労様)  そこで、また新しいKANGOOを迎え「運転補助装置」を付け替えることになりました。

新しいと言っても、モデルも仕様も(カラーも笑)まったく一緒ですので、配線や特製ブラケットなどそのまま再利用でき、イレギュラーが無い限りすんなりと行く作業でございます。

ただ、健常者がブレーキペダルを踏む際に、足のつま先がブラケットに触れてしまうことがあり、ブレーキレバーのストローク具合にも調整の余地がございましたので、この際にブラケットを改良することに致しました。

※加工前

※加工後(ブレーキレバーロッドは新調)

ブレーキレバーの押し具合と、ブレーキペダルの踏み具合ともに「合格!!」

Guidosimplexの電源「ON/OFF」スイッチ※下側

バック時など、緩やかに進みたいときのアクセル開度「50%制限」スイッチ※上側

細かいとこもすべて元通りにして・・・

最後に今回の作業にはまったく関係ないですが、今時USBポート(充電)は必需品ということで、市販用品をピッタリすっきり収めて・・・

KANGOOドリーマー号2の完成です!!

なんて、見た目は何もかも同じですので、新しいなんてまったくわかりませんね(笑)。

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<装着製品>

906GV プッシュタイプ エレクトロニックアクセルリング & 907 ブレーキレバー

<車両>

RENAULT KANGOO ZEN 1.6AT

<協力>

車いすバスケットボールYokohama Dreamer